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研究内容

新たな抗肥満薬の誕生

2012年、新しい肥満症治療薬;Belviq(Lorcaserin)が米国で発売されました。Lorcaserinはセロトニン2C受容体(5-HT2CR)の選択的刺激薬です。この創薬の基となったのが、Nonogaki K & Tecott LHらUCSFの研究グループによる5-HT2CRの機能解析でした。あれから14年の歳月を経て、新薬が誕生したのです。

Belviq(Lorcaserin)

Lorcaserinは、セロトニン放出促進・再取り込み阻害薬であるFenfluramineやセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬であるSibutramine等の従来の抗肥満薬とは異なり、5-HT2C受容体に選択性がより高いので5-HT2C受容体が存在しない心血管系への副作用が回避される利点が想定されます。

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